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UNICEF:アフガニスタン地震:ユニセフ、被災者20万人の支援を計画(2023年10月12日)

UNICEF:アフガニスタン地震:ユニセフ、被災者20万人の支援を計画~子ども9万6,000人を含む~

© UNICEF/UNI450681/Khayyam(アフガニスタン、2023年10月10日撮影)

地震により倒壊した自宅の前で、生後8カ月の弟のマルブちゃんを抱く10歳のザリさん

 10月7日、アフガニスタンで発生した地震による死者の90%以上は、女性と子どもであったと報告されています。ジンダジャン県だけでも、1万1,500人以上の自宅が全壊しました。

 わずか5日の間にマグニチュード6.3の地震が2回発生し、国連人道問題調整事務所(OCHA)による10日付の速報によると1,000人以上が亡くなったこの地域では、さらに何千人もの人々が命を守るための緊急援助を必要としています。

 ユニセフ(国連児童基金)は10月11日、以下のような緊急支援を行うため、初期の費用として2,000万米ドルの資金を要請しました。

●被災者20万人の支援を計画
  • 都市部の保健施設と移動保健チームの双方による、新生児、子ども、若者および女性のための応急処置、緊急処置、外傷処置。
  • 水道システムが損傷または全壊したことによって集団発生する急性水様性下痢症の予防または対応のための経口補水場所の設置。
  • 学校や保健医療施設における水と衛生設備の復旧。
  • 栄養不良の子どもの検査と治療。
  • 固形石けんや洗濯用・入浴用石けんなどの個人衛生用品が入った家庭用衛生キットの配布。衛生促進とともに、病気の集団発生のリスクを軽減する。
  • ヘラート州の中で最も大きな被害を受けたジンダジャン県の1,400世帯への現金給付。
  • 「子どもにやさしい空間」の新設やソーシャルワーカーの増員を通じて、トラウマを負った子どもたちとその親に対する心理社会的サポートを行う。
  • 校舎の被災状況の確認と並行し、教育を継続することができる仮設学習スペースを設置。
●子どもたちの命を守る支援を

 ユニセフのアフガニスタン事務所代表代行であるラシュナン・ムルタザは、次のように述べています。「これらのコミュニティは、地震が発生する以前から、紛争や情勢不安、移住、干ばつ、避難生活、貧困などの影響を受けていました。これらの困難が今、重なり合い、子どもたちにとって前例のない人道危機を引き起こしています。ユニセフとパートナーは、地震が発生したその日から現地に入り、子どもたちの命を守る支援を行ってきましたが、子どもが切実に必要としている保健医療や保護、清潔な水を届けるためには、さらなる支援が必要です。」

 今回の資金要請を通じて、ユニセフは、最も被害の大きかった各県において9万6,000人の子どもを含む20万人を対象とした3カ月間の地震対応計画を実施することができます。

(※情報の出典は、公財日本ユニセフ協会HPより)

<お問合せ先>

(公財)日本ユニセフ協会 0120-88-1052(平日10時~17時)

岩手県ユニセフ協会(日本ユニセフ協会:協定地域組織)019-687-4460

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