岩手県ユニセフ協会

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UNICEF:ユパキスタン洪水支援の国際社会への呼びかけ(2022年10月13日)

UNICEF:パキスタン洪水支援の国際社会への呼びかけ~約38億5,000万人が感染症のリスクに~

 ユニセフ(国連児童基金) のパキスタン事務所:アブドゥラ・ファディル代表は、ジュネーブで行われた国連の定例記者会見において、パキスタンで起きた大洪水に対し国際社会の迅速な支援がなければ、さらに多くの子どもたちの命が奪われると訴えました。以下の要請内容をご覧ください。 


© UNICEF/UN0717475/Bashir
シンド州で洪水により道路が浸水し孤立した
村の保健キャンプで、重度の急性栄養不良と診断され、
すぐに食べられる栄養治療食(RUTF)を食べさせてもらう
1歳のサナムちゃん。(パキスタン、2022年9月26日撮影)

© UNICEF/UN0717510/Bashir
高熱と下痢の症状で訪れた保健ケア施設で、
薬を受け取った2歳のナビラちゃん。
(パキスタン、2022年9月26日撮影)

●資金要請を1億7,350万ドルに引き上げ

 パキスタン政府の洪水対応を支援するため、計8億1,600万米ドルの国連による支援要請の一環として、今回、ユニセフは要請額を1億7,350万ドルへと上方修正しました。しかし現在、必要額の13%しか集まっていません。子どもたちとその家族の命を守るための時間は、残り少なくなってきていますパキスタン政府の洪水対応を支援するため、計8億1,600万米ドルの国連による支援要請の一環として、今回、ユニセフは要請額を1億7,350万ドルへと上方修正しました。しかし現在、必要額の13%しか集まっていません。子どもたちとその家族の命を守るための時間は、残り少なくなってきています。

●615人の子ども亡くなる

 パキスタンを襲った壊滅的な洪水は、すでに615人の子どもたちの命を奪っています。今現在、約1,000万人の子どもたちが、命を守るための緊急支援を必要としています。これは驚くべき数字であり、実際、そのニーズの大きさには圧倒されます。もし迅速な対応がとられなければ、今後数日、数週間のうちにさらに多くの子どもたちが命を落とすことになるでしょう。

 現在、52万人の子どもたちが重度の急性栄養不良に直面しており、今すぐ治療を必要としています。また、8万人近くが合併症を伴う重度の急性栄養不良に苦しんでおり、緊急の医療介入を必要としています。今回の洪水がパキスタンを襲う以前から、被災した地区では5歳未満児の平均50%が発育阻害に陥っていました。

●200万人の子ども学校通えず

 700万人以上の子どもと女性が、直ちに栄養の支援を受ける必要があります。また、400万人近くの子どもが保健サービスを受けられていません。さらに、760万人の子どもたちが保護を必要とするようなリスクにさらされ、200万人の子どもたちが洪水の直接の結果として学校に通えなくなっています700万人以上の子どもと女性が、直ちに栄養の支援を受ける必要があります。また、400万人近くの子どもが保健サービスを受けられていません。さらに、760万人の子どもたちが保護を必要とするようなリスクにさらされ、200万人の子どもたちが洪水の直接の結果として学校に通えなくなっています。

(※写真・情報の出典は、公財日本ユニセフ協会HPより)

<お問合せ先>

(公財)日本ユニセフ協会 0120-88-1052(平日10時~17時)

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