UNICEF:アフガニスタン地震:自然災害緊急募金へのご協力をお願いします(2022年6月28日)
UNICEF:アフガニスタン地震:自然災害緊急募金へのご協力をお願いします
~子ども700人以上が死亡、死傷者多数~
岩手県ユニセフ協会(滝沢市土沢、日本ユニセフ協会協地域組織)が参加する(公財)日本ユニセフ協会(東京都港区)は、6月22日未明、アフガニスタン東部を襲った大地震により、多くの子どもを含む700人以上が亡くなり、死傷者も多数出ていると報告し、緊急募金への協力を呼びかけました。被害の全容が明らかになるにつれ、死傷者の数は増えていくと予想されています。捜索、救助活動は継続中ですが、大雨、風、地滑りによって大きな支障が出ていると報告されています。
© UNICEF/UN0660499/Nazari |
© UNICEF/UN0660188/Sahel Arman/AFP |
ガヤン地区で倒壊した自宅の前に立つ子どもたちと病院で手当てを受ける男の子。
●地震被災地では、昨日の悪天候と大雨によって、現地の支援活動に支障が出ています
ユニセフ(国連児童基金)・アフガニスタン事務所のチームは、6月22日未明から緊急支援を続けています。ユニセフの支援を受けた移動式保健・栄養チームが、最も被害の大きかった地域へ直ちに派遣されました。
●被害状況も確認中
被害の全容はまだ明らかではありませんが、国連人道問題調整事務所(OCHA)は700人以上が亡くなり、1400人以上が負傷、家屋への被害は1500件近く確認されたと報告しています(6月23日14時時点)。捜索・救助活動は継続中ですが、大雨、風、地滑りによって支障が出ていると報告されています。被災した子どもの総数はまだ確認できていません。
水に起因する急性下痢症のリスクが高まっており、水と衛生物資が緊急に求められています。さらに、緊急の医薬品、トラウマケアや応急処置、家族と離ればなれになった子どもたちへのケアを含む心理社会的支援、避難所、毛布やテントなどのニーズも甚大です。現地チームは引き続き情報の確認を行っており、被災地の状況や支援ニーズの詳細については今後明らかになるでしょう。
ユニセフが「子どもたちのための人道支援報告書(Humanitarian Action for Children-HAC)」の中で訴えた今年必要な活動資金のうち、確保できているのはわずか26%に留まっています。ユニセフによる緊急支援、特に水と衛生、子どもの保護、人道現金給付支援のプログラムに対する国際社会の団結と支援が急務です。
(※情報の出典は、公財日本ユニセフ協会HPより)
<お問合せ先>
(公財)日本ユニセフ協会 0120-88-1052(平日10時~17時)