UNICEF:サヌア当局 (イエメン)が国連との行動計画に署名(2022年4月20日)
UNICEF:イエメンのサヌア当局が国連との行動計画に署名~子どもの兵士解放や徴用禁止を約束~
長期化する子どもたちへの影響懸念したサヌア当局は本日、イエメンにおける武力紛争に関連して、子どもを保護し、子どもに対する重大な権利侵害を防止するための国連との行動計画に署名しました。
子どもと武力紛争に関する国連事務総長特別代表のバージニア・ガンバ氏は、「この行動計画をもって、イエメンの武力紛争に関わるすべての主要な当事者は、子どもに対する重大な権利侵害を終わらせ、かつ防止するためのコミットメントを通じて、国連と連携することになります。
© UNICEF/UN0609124/Alhamdan |
© UNICEF/UN0538357/Mahdi Hussein |
●子どもの徴用・利用禁止
同行動計画は、サヌア当局と関連部隊が、支援的な役割を含め、武力紛争における子どもの徴用・利用の禁止を遵守する内容となっています。また、6カ月以内に、部隊に所属する18歳未満の子どもたち全員の身元を特定し、彼らを解放した上で、地域社会への復帰を促すよう当局に求めています。また、子どもの殺傷防止や、保健・教育施設とその職員の保護に関する規定も盛り込まれています。
●イエメンに永続的な和平を
同行動計画は、紛争という状況下で、すべての子どもをより効果的に保護するための予防策と改善策を確立し、かつ実施するための枠組みを定めたものです。また、「子どもと武力紛争」アジェンダの重要なツールでもあります。このアジェンダは、子どもに対する重大な権利侵害を終わらせ、かつ防止するために、子どもと武力紛争に関する国連事務総長の年次報告に記載されているすべての紛争の当事者に、国連の各現地事務所が関与することを義務付けています。
(※情報の出典は公財日本ユニセフ協会ホームページ)
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