UNICEF:ウクライナ危機:新たな資金要請発表(2022年4月15日)
UNICEF:ウクライナ危機:新たな資金要請発表
~長期化する子どもたちへの影響懸念~
ウクライナにおける戦争は、子どもたちと家族に短期的にも長期的にも甚大な影響を及ぼしています。
終息が見えず、子どもたちへの長期的な影響が懸念される中、ユニセフ(国連児童基金) は、必要資金としておよそ9億4,900万米ドル(約1,186憶円)の支援を国際社会に求めました。(1米ドル=125円で計算)。
© UNICEF/UN0613965/Vincent Tremeau |
© UNICEF/UN0622178/Holerga |
●ウクライナ国内における支援
資金要請額(2022年3月~8月) 6億2,420万米ドル(約780憶2,500万円)。
■分野ごとの支援ターゲット:
- 栄養
- ・15万人の妊娠中の女性を対象に、予防的鉄分補給
- 水と衛生
- ・357万人を対象に、飲料水や生活用水として十分な量の安全な水を供給
- 子どもの保護
- ・暴力からの保護 子どもや保護者100万人にメンタルヘルスや心理社会的支援を提供
- 教育
- ・就学前教育を含め、80万人の子どもたちに公式・非公式教育を提供
- 社会的保護
- ・26万5,000世帯を対象に人道的現金給付を支援
- その他分野をまたぐ支援
- ・1,000万人に支援情報や利用できるサービスに関する情報を提供
●ウクライナ周辺国における支援
資金要請額(2022年3月~12月) 3億2,470万米ドル(約405憶8,750万円)。
■分野ごとの支援ターゲット:
- 栄養
- ユニセフが支援の保健施設で、約234万人の子どもと女性へのプライマリ・ヘルスケアを可能に
- 水と衛生
- ・13万人を対象に、飲料水や生活用水として十分な量の安全な水を供給
- 子どもの保護
- ・子どもや保護者116万4,350人にメンタルヘルス/心理社会的支援を提供
- 社会的保護
- ・4万2,500世帯を対象に人道的現金給付を支援
- その他分野をまたぐ支援
- ・507万5千人に支援情報や利用できるサービスに関する情報を提供
■ユニセフ「ウクライナ緊急募金」ご協力のお願い
8年にわたって続く東部地域の紛争や、昨今の武力行為の激化の影響を受けるウクライナの子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、日本ユニセフ協会は、ユニセフ「ウクライナ緊急募金」を受け付けております。
<お問合せ先>
(公財)日本ユニセフ協会 0120-88-1052(平日10時~17時)