UNICEF:「子どもの幸福度をランキング」報告書」を発表(2020年9月16日)
ユニセフ報告書「レポートカード16」
先進国の子どもの幸福度をランキング
日本の子どもに関する結果
ユニセフ・イノチェンティ研究所は今月、先進国の子どもたちの、身体的健康、精神的幸福度、学力・社会的スキルについて分析した報告書『レポートカード16』を発表しました。
日本の子どもの幸福度の総合順位は、38カ国中20位。その内訳を見ると、身体的健康は1位でありながら、精神的幸福度は37位という最下位に近い結果となりました。
詳細は、日本ユニセフ協会のホームページの「日本に関する分析結果」をご覧ください。
【「レポートカード16」より抜粋】
日本の子どもの幸福度の結果
よい子ども時代とは何でしょうか。レポートカード16では、それを、精神的幸福度、身体的健康、スキルの3つの側面から考え、それぞれ2つずつの指標で分析しました。精神的幸福度については、ポジティブな面の指標として、生活満足度、ネガティブな指標として自殺率を使いました。身体的健康では、子どもの死亡率、そして、先進国における栄養不良を表す肥満率に注目しました。スキルについては、子どもたちが高い学力をもつだけでは不十分と考え、学力と社会的スキルを同じ比重で分析しました。
子どもの幸福度の結果:<総合順位:20位>
日本の分野別順位
分野 | 指標 |
精神的幸福度(37位) | 生活満足度が高い15歳の割合 i |
15~19歳の自殺率 | |
身体的健康(1位) | 5~14歳の死亡率 |
5~19歳の過体重/肥満の割合 | |
スキル(27位) | 数学・読解力で基礎的習熟度に達している15歳の割合 |
社会的スキルを身につけている15歳の割合 ii |
i 最近の生活全般にどれくらい満足しているかという設問で、0~10のうち「6」以上を選んだ生徒の割合、ii 「すぐに友達ができる」という設問に「まったくその通りだ」または「その通りだ」を選んだ生徒の割合(データの出典はいずれも2018年PISAテスト)
出典:(公財)日本ユニセフ協会ホームページ
<お問い合わせ先>
(公財)日本ユニセフ協会 電話:03-5789-2016 (受付時間:9:00~17:00 平日)