アグネス大使「 シリア周辺国帰国報告会」(2017年5月24日)
アグネスユニセフアジア親善大使「シリア周辺国帰国報告会」~「失われた世代」を生まないために~
日頃より岩手県ユニセフ協会(日本ユニセフ協会協定地域組織、滝沢市土沢)の活動およびユニセフの募金活動にあたたかいご支援をいただき感謝申し上げます。
内戦7年目のシリアでは、周辺国やヨーロッパに逃れる難民が1,300万人に達しています。
ユニセフ・アジア親善大使のアグネス・チャンさんが、2017年4月2日~13日の間、シリア難民を受け入れているヨルダン、レバノン、トルコなどを訪問した帰国報告会が、4月17日、ユニセフハウスにおいて行われました。(公財)日本ユニセフ協会のHPに特設サイトがありますのでご紹介します。
日本ユニセフ協会ホームページの「アグネス大使:帰国報告会」サイトはこちら
© 日本ユニセフ協会/2017/S.Taur▲
アグネス大使は訪問した各国で、シリア国境沿いにある難民キャンプ、非公式テント居住区、学校、家庭などを訪れ、家族や子どもたちの話に耳を傾けました。3カ国全てで増加の一途をたどっているのが、児童労働と児童婚です。例えば、ヨルダンで出会った17歳の少女は、16歳になる前に結婚し、生後8カ月の子どもがいます。学校に通えたのは、中学校まで。離婚したいと逃げたけれど、結婚の証明書もない上に、結婚に際し新郎側から贈られた約30万円を返す困難さもありました。この少女は、ユニセフが支援する民間援助団体の助けで、書類などをそろえて離婚することができた稀なケースです。
シリア周辺国の訪問を終えてアグネス大使は、「最大の願いは、戦争が終わって、みんなが家に帰れること。だけど、いつになるか分りません。明日すべてが解決することは、ない。長期的にシリア難民がいる、と考えなければならないと思います。難民がいるから社会が良くなった、そういう状況を作らないといけません」と力強く訴えました。
一人でも多くの幼い命を守れるように、どうかユニセフの救援活動にお力をお貸しください。
「シリア緊急募金」にご協力ください
岩手県ユニセフ協会(日本ユニセフ協会は現在、「シリア緊急募金受付中」です。
郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「「シリア:K1-030」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
<問い合わせ先>
岩手県ユニセフ協会 事務局 電話:019-687-4460