「フィリピン台風30号緊急募金」のお願いと「最新情報」-第2報(2013年11月21日)
日本ユニセフ協会からの緊急のお知らせ
「フィリピン台風30号緊急募金」のお願いと「緊急支援情報Vol.13」が届きました
日頃よりユニセフ支援活動にあたたかいご理解とご支援をお寄せいただき、誠にありがとうございます。(公財)日本ユニセフ協会から「フィリピン台風30号緊急募金」の呼びかけ、岩手県ユニセフ協会(日本ユニセフ協会の協定地域組織)もこの「緊急募金」への取組みを呼びかけました。
史上最大級の台風30号による約1,300万人が被災したとされるフィリピン中部。被災した子どもたちの数は500万人以上、170万人の子どもが避難生活を余儀なくされています。
最新の被害推計をもとに、ユニセフは国際社会への支援要請額を6,150万米ドルに増額。17日現在、29名の専門スタッフが被災地に派遣され、被災した子どもたちとその家族への支援に全力であたっています。その後、日本ユニセフ協会より「緊急支援情報Vol.13」が届きましたので紹介します。
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●水道から再びきれいな水を20万人以上が利用できるようになりました
台風30号がフィリピンに上陸してから1週間以上の間、レイテ島の水処理施設は通常の5分の1の規模でしか機能しておらず、被災者の健康の悪化や感染症の拡大が危惧されていましたが、11月16日(土)、レイテ島の中心都市タクロバンと周辺6自治体に水を供給する水処理施設の1つが復旧。20万人以上(町の人口の約8割に相当)がきれいな水を利用できるようになりました。水処理施設の復旧に伴い、水の供給量が4倍に増加。給水を待つ人々の列の長さも短くなりました。
ユニセフは、被災したその他の村々でも、臨時の給水所を設けて水の供給を開始しています。また、タクロバンでは石鹸、バケツ、歯ブラシ、生理用品など、1万8,000人が利用できる3,000セットが配布されました。さらに、妊婦と授乳中の母親たちのために、タクロバン市内30ヶ所にテントを設置し、子どもたちの栄養についてのカウンセリングも行っています。
●日本政府がユニセフを通じて約4億円の拠出をすると発表
日本政府は、甚大な被害を受けたフィリピンの子どもと女性を支援するため、400万米ドル(約4億円)の緊急支援をUNICEFを通じて実施すると発表しました。現時点で、被災した子どもは500万人以上、そのうち170万人が避難を余儀なくされたと推定される中、UNICEFはこの支援により、水と衛生、保健、栄養、教育、子どもの保護の分野で6ヶ月間の緊急支援活動を実施します。
●保健、栄養、教育、子どもの保護の支援も急がれています
ユニセフは、被災した5歳未満の子どもを対象としたはしかとポリオの予防接種の一斉実施を計画中です。 また、150万人の子どもたちが急性栄養不良のリスクにさらされている中、栄養不良の子どもを治療するための医薬品や栄養補助食を調達、数日以内に配布される予定です。保護者が家の修復をする間、子どもたちが安全に過ごせるよう、避難所を中心として「子どもにやさしい空間」を14か所に設置中。さらに、レクリエーションキットや学習教材キット、学校用テントも手配が進められています。
台風で被災した子どもたちとその家族のために、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
フィリピン台風緊急募金
郵便局(ゆうちょ銀行)
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人日本ユニセフ協会
*通信欄に「フィリピン台風」と『K1-030岩手県ユニセフ協会』と明記願います。
*送金手数料は免除。
*当協会への募金は寄付金控除の対象になります。
*三井住友銀行:緊急募金受付口座開設(手数料減免)⇒詳しくはこちらから
※なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。
<お問い合わせ先>
岩手県ユニセフ協会 電話:019-687-4460