「4月からの日本ユニセフ協会の東日本大震災支援活動」(2012年04月12日)
4月からの日本ユニセフ協会の東日本大震災支援活動の重点
~心理社会的支援(心のケア)・子どもの保護・子どもにやさしい復興計画など
震災から1年が経過しました。半世紀ぶりに日本の支援に取り組んだユニセフは、日本ユニセフ協会は、このほど「緊急・復興支援活動 1年レポート」(「1年レポート」と略します)に、直後から最近までの緊急支援活動を取りまとめ、これにもとづく「報告会」や各地で、行政や地方自治体へお届けしています。
また、4月から日本ユニセフ協会の東日本大震災支援は、2年目に入ります。今後の重点は「心理社会的支援(心のケア))、「子どもの保護」、「子どもにやさしい復興計画」などを中心に取り組んでいきます。岩手県ユニセフ協会は、東日本大震災支援窓口となって、日本ユニセフ協会と連携しながら支援活動を続けてまいりますので、引き続き一層のご支援をお願いいたします。
この間の岩手県での活動を紹介します。
●菅野洋樹岩手県教育長にこの一年の支援活動を報告
東日本大震災から一年。(公財)日本ユニセフ協会は、国内外からの寄付をもとに地元の方々や支援団体のみなさまとご一緒に取り組んできた支援活動についてまとめた「一年レポート」を発行しました。
3月22日、日本ユニセフ協会緊急支援本部(4人)と岩手県ユニセフ協会(藤原綾子事務局長)の5人は、岩手県(児童家庭課)を訪問し、菅野洋樹教育長にこのレポートをお渡しするとともに、この一年間の支援活動などを報告しました。菅野教育長は、「この間のユニセフの支援活動に感謝します。県として子どもたちの復興教育を全県ですすめていきます。」と話されました。
報告会の様子
●岩手フィールドマネージャー近藤智春さん 3月末で任務終了
東日本大震災緊急支援本部を軸に、一年間のユニセフ緊急支援活動は、菊川 穣プログラムコーディネーター、同本部岩手フィールドマネージャーの近藤智春さん・原田 唯さんたちスタッフが、盛岡から被災地へ出向き、行政や他団体の調整などユニセフの支援活動に懸命に取り組んでいただきました。また、任務を終えて、当地を離れる近藤マネジャーには、県ユニセフ協会の理事会やボランティア会議、花巻友の会などで支援活動の報告をしていただくなど活躍いただきました。短いけれど大変な時期にお世話になりました。ありがとうございます。近藤マネジャーは、3月24日、吉里吉里保育園卒園式で終始涙をこらえ、10人の園児の巣立ちを見送りました。
▲近藤フィールドマネジャー
▲吉里吉里保育園卒園式の様子
●「緊急・復興支援活動 1年レポート」をご希望の方は、岩手県ユニセフ協会にご連絡ください。
☆日本ユニセフ協会HPの 緊急・復興支援活動1年レポート(収支報告)はこちら[5.96MB]
<問い合わせ先>
岩手県ユニセフ協会 事務局 電話:019-687-4460