ユニセフ「アフリカ緊急干ばつ募金」のお願い(2012年02月20日)
日本ユニセフ協会から緊急のお知らせ
「アフリカ干ばつ緊急募金」にご協力ください!
日頃よりユニセフ支援活動にあたたかいご理解とご支援をお寄せいただき、誠にありがとうございます。昨年来お願いしています、アフリカの各地域で続く長い干ばつは、過去60年で最悪と言われ、ソマリア、エチオピア、ケニア、ジプチから、中・西部のマリ、ニジェール、サヘル地域へ拡大し、この地域の子どもたちが生存の危機に直面しています。これはただの食糧危機ではありません。子どもの生存の危機です。
●干ばつ被害で子どもたちには、今すぐ、命をつなぐ支援が必要です・・・
サヘル地域では今、雨不足が原因となり農作物の収穫量が著しく減少しています。このままでは3月には各地で食糧備蓄が底を尽き、100万人の子どもが栄養不良で命を失う恐れがあります。多くのサヘルの子どもたちは、貧困が原因で以前から慢性的な栄養不良に苦しんでおり、今回の干ばつによって子どもたちはさらに危険な状態に追い込まれています。深刻な栄養不良の子どもが感染症で命を落とす確率は、通常の状態の9倍も高くなります。このため、命にかかわる重度の栄養不良の子どもたちに、一刻も早く手当てを行わなければなりません。ユニセフはこれまでに1000カ所以上の栄養センターで、栄養不良に苦しむ34万人の子どもを治療しました。また、身体の抵抗力を高めるビタミンAを100万人に投与し、120万人にはしかの予防接種を行なってきました。さらに、他の組織や地域の人々と協力して、取り残された村々に食べ物や水を届けています。
しかし、ソマリアと周辺の国では、今もなお660万人の子どもが緊急支援を必要としており、子どもの死亡率も危機レベルを超えたままです。
干ばつによる栄養不良に苦しむ子どもたちにとって、支援が届かないことは命にかかわる深刻な事態です。今、危機に瀕しているアフリカの子どもたちは、人道危機の規模を示す単なる統計数字ではありません。ひとりひとりの女の子であり、男の子であり、彼らはみな生きる権利、育つ権利をもっています。
一人でも多くの子どもの命を守るために、どうかみなさまのお力をお貸しください。
▼▽▼ アフリカ干ばつ緊急募金特設サイトへはこちらから >> ▼▽▼
▲干ばつの激甚な地区
▲重度の栄養不良の子ども©
UNICEF Chad/2011/ Estev
▲ニジェールの避難キャンプ© UNICEF Niger/2012/Therrien▲
アフリカ干ばつ緊急募金
郵便局(ゆうちょ銀行)
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人日本ユニセフ協会
*通信欄に「アフリカ干ばつ」と『K1-030岩手県ユニセフ協会』と明記願います。
*送金手数料は免除されます。
*当協会への募金は寄付金控除の対象となります。
☆日本ユニセフ協会HPのアフリカ干ばつ緊急募金のお知らせのページはこちら
※なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。
<お問い合わせ先>
岩手県ユニセフ協会 電話:019-687-4460