Tegami Project「盛岡大学学生委員会編」(2011年11月30日)
Tegami Project「盛岡大学学生委員会編(出前講座)」
写真家ジャコモ・ピロッツィさんが報告
岩手県ユニセフ協会(岩手郡滝沢村)では、例年実施している「ユニセフ出前講座」を、今年は「ユニセフ・Tegami Project」を中心に実施しています。
学校法人盛岡大学(所在地:岩手郡滝沢村)の学生委員会の呼びかけで2011年11月7日に、「Tegami Project“ユニセフ出前講座”」が開催されました。この日は、イタリアの写真家ジャコモ・ピロッツィさん(ユニセフ提携)が、中央アジアのグルジアとフィリピンの子どもたちの写真とグルジアとフィリピンからの大震災のお見舞いの手紙と絵を届けて、報告してくださいました。
ジャコモさんは、撮影した子どもたちの写真や本を用いて、グルジアの子どもたちが、家族からのDV(暴力)を受けていること、家族に捨てられる子、障害を持つ子どもの虐待などについて報告しました。フィリピンでは、路上で暮らす子ども、物乞い・人身売買やゴミの中から食べ物を探すいわゆる「ストリートチルドレン」のこと、マニラなど大都市では一歩路地に入るとスラム街で、子どもたちは過酷な状況に置かれていることなどを話されました。学生たちは、みんな時間を忘れて真剣に聞き入っていました。この講座から、現地の子どもたちの状況とユニセフが現地で子どもたちの保護などには取り組んでいることも学びました。また、届いた手紙や絵に学生たちは、一人ひとりにお礼の返事を書きました。この返事はユニセフを通じて届けられます。
学生の飛内音莉さんは「世界中の子どもたちが平和にくらせるように、平和・国際活動が広がるようにと願います」と感想を話してくれました。
▲グルジアとフィリピンの子どもたちの様子を話すジャコモ氏▲
▲ジャコモさんと記念撮影 ©日本ユニセフ協会
▲子どもたちに真剣に返事を書く学生たち
<問い合わせ先>
岩手県ユニセフ協会 事務局 電話:019-687-4460