岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

Tegami Project「綾里中学校篇」報告(2011年11月4日)

“ユニセフTegami Project”―綾里中学校篇報告
海外4カ国から手紙を届けました

岩手県ユニセフ協会(岩手郡滝沢村)の藤原綾子事務局長は、2011年10月13日、日本ユニセフ協会(東京都港区)の3人のスタッフと一緒に、昨年ユニセフ出前講座を開いた大船渡市立綾里中学校(学校長今野利昭・全校生徒75名)に、“ユニセフTegami Project”からのスリランカ、ベトナム、南アフリカ、エリトリアからのお手紙や絵を届けに行きました。

※2011年3月11日以降、世界中の子どもたちから、日本の子どもたちに届いた、応援の手紙。その手紙を、日本の子どもたちに届けたい。そして、日本の子どもたちから、こんどは、世界の子どもたちへ、お返事を届けたい。Tegami Projectは、そんな想いをこめたプロジェクトです。 すでに世界30カ国2000通の手紙が、世界中にある学校や幼稚園、保育園、ユニセフ現地事務所、各国のユニセフ協会を経由して、日本に到着。その手紙を、東北の子どもたちに届けていきます。

Tegami Project

©日本ユニセフ協会
©日本ユニセフ協会

●綾里中学校の生徒にそれぞれの国の実情を報告しお手紙と絵を渡しました

日本ユニセフ協会の広報室の宮田さんが世界中から届いた手紙や絵を紹介した後、小林葉子さん(ベトナム・ユニセフスリランカ事務所で子どもの保護担当官として勤務)が、スリランカ&べトナムの国について紹介しました。スリランカでは「猫もカレーを食べる」に生徒たちは大爆笑。菊川穣さん(ユネスコ南アフリカ事務所で教育担当官、ユニセフエリトリア事務所でHIVエイズコーディネーターとして勤務)がそれぞれの国を紹介してくださいました。

説明する広報室宮田さん
▲説明する広報室宮田さん

説明する小林葉子さん
▲説明する小林葉子さん

●生徒たちは返事を10月23日の文化祭で発表し、ユニセフ事務所経由で各国に!

綾里中学校の生徒たちは、学年ごとに、感謝の気持ちをこめて返事や絵などを一生懸命に書き、10月23日の文化祭で、頂いたお手紙と一緒に展示し、父母のみなさんにも見ていただきました。生徒たちが描いた返事の手紙や絵は、日本ユニセフ協会を経てそれぞれの国に届けられます。

返事を書きました
▲返事を書きました

学校の文化祭に展示しました
▲学校の文化祭に展示しました

●生徒たちから藤原事務局長に「ユニセフ募金:10,917円」が渡されました

綾里中学校の校庭には仮設住宅が建てられていました。掲示板には「獅子奮迅 Team綾里」「負けねえ がんばろう綾中」と大きく掲示板に貼られているのを見たときは胸が熱くなりました。

昨年6月、1年生(26人)は総合的な学習「国際理解講座」で開発途上国の子どもたちとユニセフの活動を学び、「この学習で、命の大切さや世界には恵まれていない人たちがたくさんいるということを学んだ。積極的に募金やボランティアに参加したい」と書いた生徒たちは、その後、資源回収などに取り組み、ユニセフ募金10,917円を渡してくださいました。(事務局長 藤原綾子)

<問い合わせ先>

岩手県ユニセフ協会 事務局 電話:019-687-4460

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