岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

一関市立一関東中学校でユニセフ出前講座(2010年7月16日)

一関市立一関東中学校でユニセフ出前講座を実施
~第1回選択公開講座「国際理解」でユニセフを学ぶ~

 2010年7月2日、一関市立一関東中学校(千葉泰校長、生徒124人)では、今年の第1回選択公開講座を、「人の生き方・あり方を考える」のテーマで、「国際理解」、「地元の食文化」、「自然を楽しむ」、「本(読書)の世界」の4つの講座を開催しました。この中の「国際理解講座」は「ユニセフ活動」(出前講座)を学びました。日本ユニセフ協会岩手県支部の藤原綾子事務局長、鈴木通子事務局員、ボランティアスタッフの工藤景子さんと晴山由記子さんの4人が参加し講師をつとめました。出前講座では、ユニセフビデオ「ユニセフと地球のともだち」観賞、ワークショップで「子どもの権利条約」を学び、寸劇「あき子さんの家」では、家族の会話と対応について考えました。

●ワークショップ「子どもの権利条約」で班ごとに発表

 「子どもの権利条約40条」の読み合わせの後、その中から「大切にしたいカード」を8枚づつ、班ごとに選び出し、「4つの権利」のどれに当てはまるか、班ごとにボードに貼り出し発表してもらいました。「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」の4つの子ども権利のうち、一番多く選ばれたカードは「守られる権利」(あらゆる虐待や搾取などから守られること。障害のある子どもや少民族の子どもなどは特別に守られること)でした。

 ユニセフの活動は「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」を基本としています。この条約には世界中の子どもたちが持っている権利とそれを守るために人々がするべきことを書いています。 1~3年生が協力しあってユニセフを学んだことに、参加したボランティアスタッフ一同は感激しました。

「あき子さんの家」の寸劇
▲「あき子さんの家」の寸劇

子どもの権利条約のカード
▲子どもの権利条約のカード

「大切にしたいカード」を班ごとに発表
▲「大切にしたいカード」を班ごとに発表

一関東中学校の外観
▲一関東中学校の外観

~お話を聞いて(生徒の感想から抜粋)~

○今回の講座では、ユニセフについて紙しばいやビデオなどを使って、わかりやすく教えてもらったおかげで、今までよりももっとくわしく理解できたと思います。私たちは毎日学校に来ているのに、世界には学校に行けない子どもたちが1億人もいるということは、かわいそうだしと悲しいことだと思いました。そのためにも、私にできることをしっかり考えて協力していこうと思います。(三年生)

○小学生のころは、安全な水が飲め、学校に行けるのはあたりまえなんだと思っていました。でも全然あたりまえなんかじゃない、世界には栄養失調の子どもがいる所もあるだと分かりました。5才にもなれずに多くの子どもが死んでいると知って、今、生きている私たちは何にも変えられないくらい幸せでありがたいことなんだって思いました。これからも感謝して生活したいなと思いました。(二年生)

<問い合わせ先>

日本ユニセフ協会岩手県支部 電話:019-687-4460
※「出前講座」をご希望の団体はお気軽にご相談ください。

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