岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

盛岡市立上田小学校福祉講演会でユニセフを学習(2009年9月18日)

盛岡市立上田小学校の福祉講演会でユニセフ出前講座
~5歳未満死亡児年間920万人は“守れるはずの命”~

 2009年9月2日、盛岡市立上田小学校(盛岡市、佐々木保子校長)では、5~6年生120人を対象に「福祉講演会・ユニセフを学ぶ」を開催しました。講演会にはユニセフ岩手県支部(岩手郡滝沢村)から守谷祐志常務理事などボランティア5人が参加しました。

 講演会では同校の第1回生の守谷常務が挨拶した後、藤原綾子事務局長が以下の内容で報告しました。福祉講演会の様子は、NHK盛岡放送局で放映されたほか、「岩手日報(9月2日付)」で報道されました。

<ユニセフ出前講座・福祉講演会の概要>

●藤原事務局長“5歳未満死亡児は3秒に1人、年間920万人”と報告

この地球上では貧困や紛争、栄養不良などで、5歳の誕生日を迎えることなく亡くなる子どもは年間920万人、ほぼ3秒に1人そのほとんどは守れるはずの命です。1990年時点では5歳未満児の死亡数は世界で1,250万人でしたから、毎年減少し続けています。死亡の約半数は栄養不良が関係しています。

●ユニセフビデオとワークショップ「食糧分配ゲーム」でユニセフの支援を学習

ビデオ「ユニセフと地球のともだち」で、世界の子どもたちのくらしとユニセフの支援を学びました。続いて120人全員が参加したワークショップで「食糧分配ゲーム」を行いました。120人が世界120ケ国になり、アフリカ、アジア、ラテンアメリカ、先進国のグループに分かれ、そのグループの人口と食糧問題について考えました。食糧に見立てたアメ玉が先進国では1人に3ケ、アフリカでは3人に1ケとなることで、国により食糧に大きな差があることを実感できました。世界には、人口に比べ食糧が有り余る先進工業国もあれば、食糧が少なく、飢えに苦しむアフリカやラテンアメリカのような国もあることがゲームを通じて理解できました。児童たちは、「全校で取り組んでいる“1円募金”など、できることから協力したい」と感想を述べてくれました。

挨拶する同校第1回生の守谷常務理事
▲挨拶する同校第1回生の守谷常務理事

感想を力強くのべる児童
▲感想を力強くのべる児童

岩手日報の記事
岩手日報の記事

上田小学校の外観
上田小学校の外観

<問い合わせ先>

 日本ユニセフ協会岩手県支部 事務局 電話:019-687-4460

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