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UNICEF:トルコ・シリア国境で大地震(2023年2月6日)

UNICEF:トルコ・シリア国境で大地震~何千人もの子どもが危機に 募金に協力ください~

 2023年2月6日、トルコ南東部とシリアで大きな地震と数十回の余震が発生し、数千人の子どもたちと家族が危険にさらされています。

 当局によると、この2か国で子どもたちを含む2,300人以上が死亡、さらに数千人が負傷しており、この数字は今後も増加する見込みです。トルコでは、現在、捜索と救助に力を入れており、ユニセフは政府および関係省庁と、より広範な人道支援のニーズについて調整を行っています。シリアでは、ユニセフは地震の影響を調査し、パートナー団体と連携して人道支援を開始する準備を進めています。

 被災地域では、学校、病院、その他の医療・教育施設が、地震によって損害を受けたり破壊されたりした可能性があり、子どもたちにも大きな影響を及ぼしています。また、道路や重要なインフラに被害が及ぶ可能性もあり、捜索・救助活動や幅広い人道的対応が困難になることが予想されます。この時期は気温が氷点下まで下がり、雪や氷雨が降ることが多いため、数千棟の家屋が倒壊し、家族が避難し、風雨にさらされる可能性があります。ユニセフは被災した子どもたちとその家族を守るために、水と衛生、子どもの保護、栄養や教育などに焦点を当てた人道支援を行います。

●何千人もの子どもが危機に

 ユニセフ事務局長のキャサリン・ラッセルは、「シリアとトルコから届く数々の報告は、心を痛めるものばかりです。最初の地震が、多くの子どもたちが眠っている早朝に起きたことが、より危険な状況を作り出しました。また続く余震は、継続的な危険をもたらしています。

 私たちの思いは、被災した子どもたちや家族、特に大切な人を亡くした子どもたちや負傷した子どもたちと共にあります。 私たちは、被災した子どもたちや家族が切実に必要としている支援を受けられるようにすることを、当面の優先事項としています」と述べました。

 地震により学校、病院、その他の医療・教育施設が損壊した可能性があり、子どもたちにさらなる影響を及ぼすことが考えられます。また、道路や重要なインフラが被害を受けている可能性もあり、捜索・救助活動やより広範な人道支援活動を困難にすることが予想されます。

 シリアの子どもたちは、世界で最も複雑な人道的状況のひとつに直面し続けています。悪化する経済危機、10年以上にわたる紛争下での局所的な敵対行為の継続、大量の難民・避難民、荒廃した公共インフラにより、人口の3分の2が支援を必要としています。食料不安や、水資源への懸念、学校中退者の多さは深刻です。

 水系感染症は、被災した子どもたちや家族にとって、もうひとつの致命的な脅威となります。シリアでは、2022年9月10日に発生が宣言されたコレラが瞬く間に国中に広がり、特に子どもたちが罹患しやすい状況にあります。

(※写真・情報の出典は、公財日本ユニセフ協会HPより)

<お問合せ先>

(公財)日本ユニセフ協会:0120-88-1052(平日 10時~17時)

岩手県ユニセフ協会 電話:019-687-4460(月~木 10時~15時)

(公財:日本ユニセフ協会協定地域組織)

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