岩手県ユニセフ協会

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UNICEF:トンガ沖大規模噴火・津波支援物資が順次到着(2022年2月2日)

UNICEF:トンガ沖大規模噴火・津波支援物資が順次到着
~新学期に向け学校支援も~

 1月15日に発生した火山の大規模噴火と津波の影響を受けているトンガに関し、当該地域の支援を管轄するユニセフ(国連児童基金)・太平洋島嶼国事務所による情勢アップデート(1月28日付)より、一部抜粋してお知らせします。

 フンガ・トンガ フンガ・ハアパイ火山の激しい噴火とそれに伴う津波から約2週間、トンガ政府はトンガタプ、ハアパイ、エウアの島々の最も大きな被害を受けた人々への支援を続けています。1月27日、10トン分のユニセフの緊急支援物資の第一便が、オーストラリア海軍の輸送船でトンガに到着しました。物資には、水と衛生物資、尊厳キット、水容器、携帯用検査キット、レクリエーションキットが含まれています。またユニセフのフィジーの倉庫からさらに約37トン分の物資が、フィジー政府のチャーター船でトンガへ向けて出航しました。この便では、助産キット、緊急保健キット、幼稚園キット、レクリエーションキット、テント、浄水タブレット、個人防護具(PPE)、消毒剤などが輸送されます。

●トンガへ送るため準備した緊急支援物資。(フィジー)

© UNICEF Pacific

© UNICEF/UN0582135/Wolfgramm
●新学期に向け学校支援も

 学校は1月31日に新学期を迎える予定でしたが、1週間ほど延期される可能性もあります。教育訓練省の初期報告では、すべての学校と幼児教育施設で、水道の検査を含む徹底的な清掃が必要とされています。また、子どもたちや教員への心理社会的支援、損傷した学校施設の修繕、破損した教材の新調、子どもたちと教員のためのマスクなどの必要性も指摘されています。こうしたニーズに応え、教育訓練省との合意のもと、ユニセフはテント型の仮設学習スペース、幼稚園キット、レクリエーションキット、学校用の水と衛生キット、手洗い用の液体洗剤、水容器などを含む教育支援物資を輸送しています。これらの物資は、最も大きな被害を受けた180校の、計2万2,430人の生徒と1,432人の教職員の支援に役立てられます。

<お問合せ先>

(公財)日本ユニセフ協会 0120-88-1052(平日10時~17時)

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