岩手県ユニセフ協会

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UNICEFメールマガジン:メールマガジン:赤ちゃんの命の格差をなくすために(2018/03/08)

UNICEFメールマガジン:メールマガジン:赤ちゃんの命の格差をなくすために

ユニセフご支援者の皆様


いつもユニセフの活動にあたたかいご支援をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
ユニセフは今月20日、新生児の死亡に関する報告書「Every Child ALIVE」を発表。世界の低所得の国々で生まれた赤ちゃんと、高所得の国々で生まれた赤ちゃんとの“命の格差”が明らかになりました。今号のメルマガでは「Every Child ALIVE」キャンペーンの他、2018-2021年のユニセフ戦略計画などについてご紹介します。

赤ちゃんの命の格差をなくすために

毎年、世界の260万人の赤ちゃんが、生まれてからひと月以内に命を落としています。そのうち100万人は、誕生したその日に亡くなっています。

新生児が命を落とす可能性が最も高い国はパキスタンで、22人に1人が生後28日以内に命を落としています。反対に、最も低い国は日本で、新生児死亡の割合は1,111人に1人です。

新生児死亡の80%以上は、早産や出生時の合併症、または肺炎や敗血症などの感染症が原因です。十分な訓練を受けた助産師が出産に立会うこと、清潔な水や消毒剤が入手できること、十分な栄養を赤ちゃんに与えることなど、適切な対応をすることで、多くの赤ちゃんの命を守ることができますが、新生児死亡率の高い国々では、助産師や医療従事者が不足しており、新生児や母親が必要なサポートを得られていません。例えば、ノルウェーでは、医師、看護師、助産師の数は人口1万人あたり218人ですが、ソマリアでは人口1万人あたりわずか1人です。

どの国で生まれるかが赤ちゃんの生死に大きく影響するという“命の格差”をなくすため、ユニセフは今月、グローバル・キャンペーン「Every Child ALIVE」を開始しました。このキャンペーンでは、世界のすべての赤ちゃんが生き延び健やかに成長できるように、各国政府、ドナー、民間セクターなどに対して、助産師や医療従事者の十分な雇用や研修、妊産婦と新生児に対する安価で質の高いケアの提供などを求めていきます。

ユニセフ戦略計画2018-2021年

ユニセフは、すべての子どもの権利、特に最も不利な立場にある子どもたちの権利を実現することを目指し、世界190の国と地域で活動をしています。その活動の柱となるのが、ユニセフが4年毎に策定し、ユニセフ執行理事会で決議される「ユニセフ戦略計画」です。

今年が初年度となる「ユニセフ戦略計画2018-2021年」は、2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指すとともに、すべての子どもが公平な機会を得られる未来の実現に向けた道筋となるものです。

5つの目標分野(生存と成長、教育、子どもの保護、水と衛生、公平な機会)と分野横断的な優先課題(ジェンダーの平等、人道支援)において、現状と2021年までに達成すべき成果を明確にし、その達成に必要な手段が記されています。これらをもとに、各国にあるユニセフ現地事務所は、国内のニーズを考慮しつつ、当該国政府と協議・合意のうえ、子どもたちとその家族を対象にした支援プログラムを作り上げます。そして、日本ユニセフ協会を含む、世界34のユニセフ協会も、本戦略計画で示されている目標の達成に向けて、広報・アドボカシー活動および募金活動を各国で行います。

ラブウォーク中央大会参加者募集開始!

今年で36回目を迎える「ユニセフ・ラブウォーク中央大会」。

4月1日(日)、例年のごとくユニセフハウス(東京・品川)をスタート/ゴール会場として、今年はいくつかの大使館前と、都内でも有名なお花見場所、目黒川沿いを巡るコースです。6kmと12kmのコースがあり、どなたでも参加できます。ユニセフの活動を知るクイズラリーも実施予定です。

今年のユニセフ・ラブウォークは「子どもに生きるチャンスを」がテーマです。世界では、約6秒にひとりの子どもたちが予防可能な原因で5歳の誕生日を迎える前に命を落としています。ユニセフは、すべての子どもが生まれた国や境遇に関係なく等しく守られるように、予防接種の普及、栄養改善など総合的な支援活動を行っています。

ユニセフ・ラブウォーク中央大会の参加費の一部は、ユニセフの活動資金として大切に活用されます。皆さま、ぜひユニセフ・ラブウォーク中央大会にご参加ください。今年も多くの方々のお申込みをお待ちしております。

ユニセフ支援ギフト:一番人気の支援物資は?

ユニセフ支援物資を選んで子どもたちに贈ることができるユニークなご支援方法、ユニセフ支援ギフト。

2017年、日本の皆さまから一番多くお申込みいただいた支援物資は、「経口ポリオワクチン」でした。昨年一年間の日本からの支援ギフトのご協力で、ソマリアやマダガスカルをはじめとする途上国の42万1,000人以上の子どもたちがポリオの脅威から守られることとなりました。その他の支援物資も日々ユニセフから、必要とされている国々に届けられています。

4月上旬には、2017年の全ての支援ギフトの配布実績をホームページでご報告する予定です。

今後とも子どもたちの希望と未来を届けるユニセフ支援ギフトへのご協力をお願い申し上げます。

■世界のニュースPick up■

約6秒に1人−今この瞬間にも失われつつある小さな命。あなたの力で子どもの命と未来を守ることができます。

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あなたが選んだ支援物資が子どもたちに届く、ユニークな支援のかたちです。

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子どもたちの限りない未来のために、ご自身の遺産、相続財産やお香典を役立てる方法があります。遺産、相続財産のご寄付(現金)には、相続税がかかりません。

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