岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

ユニセフ出前講座「岩手大学教育学部」報告(2014年2月28日)

ユニセフ出前講座:岩手大学教育学部社会科教育科「人権と教育」の一環で開催

 2014年1月23日、岩手大学教育学部社会科教育科(担当菊地洋准教授)の「人権と教育」の一環として、子どもの権利条約で規定されている「子どもの権利」についての出前講座を行いました。15名の学生たちが参加してくれました。岩手県ユニセフ協会の工藤景子ボランティアスタッフ、事務局の遠山あゆ子スタッフと藤原綾子事務局長が参加しました。2014年は、1989年国際連合「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」採択25周年、日本政府の批准から20周年となります。ユニセフは「子どもの権利条約」に基づいて活動しています。参加した学生15名は、ユニセフの活動や世界の子どもたちの状況のDVDを鑑賞しつづいて、ワークショップの寸劇「あきこさんの家」を観劇。劇中の親子の日常の会話から、「守られている権利、守られていない権利」について考えてみました。次に、グループごとに「子どもの権利条約」の読み合わせの後、40条のカードからもっとも大切にしたいカード8枚を選び出し、さらに生きるために欠かせないカード4枚に絞りましたが、4枚に絞るのが大変でした。その後、各グループから選んだカードについて発表してもらいましたが、同じカードが選ばれていました。

40条カードから大切なカードを選ぶ学生
▲40条カードから大切なカードを選ぶ学生

各グループの発表結果を見比べる学生たち
▲各グループの発表結果を見比べる学生たち

<受講生からの声>
  • 「子どもの権利条約」について授業でも習ったことがありましたが、正直あまり覚えていなかったので、理解が深まりました。また、UNICEFについても「募金」というイメージが強くどのような活動をしていたのか知らなかったので、新たな発見もたくさんありました。「子どもの権利条約」について、自分たちにとっては当たり前でも、そのようなことが大切だということを改めて知りました。(生涯教育課程 2年女子)
  • 劇やグループでの活動を通じて、子どもの人権について考えることができ非常にためになった。教師としてきちんと知っておかなければ、「気付かないで子どもの人権を侵害してしまう恐れがあること」をきちんと認識しておかなければならないと思った。(教員養成課程 3年男子)
  • 大学院終了後の進路として、国連機関も考えていた時期があったのに、UNICEFについて改めて学びました。よく分かっていなかったと反省。特に日本もかつてUNICEFの支援を受けたていたこと、東日本大震災の被災児童たちが、今回久しぶりに支援の対象となったことを初めて知りました。最後のワークショップで守る権利はたくさんということを言われましたが、ハイチのUNICEF職員の方がおっしゃるように、子どもはその国の未来なので、守るべき存在という意味を込めて私たちはそのように選びました。とても勉強になりました。ありがとうございました。(教育学研究科修士1年女子)

<問い合わせ先>

岩手県ユニセフ協会 事務局  電話:0199-687-4460

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