岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

子どもたちは元気に「卒園」し、元気に「入園」しました(2012年4月10日)

吉里吉里保育園10名が元気に卒園しました
~近藤智春岩手フィールドマネージャー 3月末任務終了

 (公財)日本ユニセフ協会と岩手県ユニセフ協会(岩手郡滝沢村)は、地震と津波で流されたり、倒壊した保育園・幼稚園・小学校の再開支援、子どもたちのバスハイキング、おもちゃや文具や本を贈る取り組み、球根植えなどの支援活動を行ってきました。

 3月24日、岩手県大槌町の吉里吉里保育園で第52回の卒園式が行われました。

 震災の後、ユニセフの支援でできた仮設園舎のホールで、卒園児10名に園長先生が保育証書をわたすと、それぞれ元気に「ありがとうございました!」と大きな声で受け取りました。保護者をはじめ先生たち、来賓の方々が感慨深げに見守っていました。その中のひとりに日本ユニセフ協会緊急支援本部の近藤智春岩手フィールドマネージャーの終始涙をこらえ、10人の園児の巣立ちを見送る姿がありました。近藤さんは、約1年間の緊急支援活動を終え、当地を離れることが決まっています。近藤さんは、この一年間、盛岡から被災地へ出向き、行政や他団体との調整などユニセフ緊急支援に懸命に取り組んでいただきました。また、県ユニセフ協会理事会やボランティア会議、花巻友の会などで支援活動報告をしていただきました。

報告する近藤智春さん
▲報告する近藤智春さん

吉里吉里保育園の卒園児たち
▲吉里吉里保育園の卒園児たち

日本ユニセフ協会のHPの「東日本大震災緊急募金 第151報」

みなさん、ありがとうございます 新しい園舎に37人が入園(陸前高田市)
~日本ユニセフ協会のHPの「東日本大震災緊急募金 第153報」より

 再開支援先のひとつである岩手県陸前高田市の社会福祉法人陸前高田市保育協会「竹駒保育園」の仮設園舎が完成し、4月4日、この新しい園舎で入園式がありました。園舎の被災で約1年間休園を余儀なくされた「竹駒保育園」を、子どもたちが安心して過ごせるように、また、ご家族の生活のためにも保育環境の整備は急務と、陸前高田市および法人からの要請で、日本ユニセフ協会が仮設園舎建設を支援してきました。

 雪が降りしきる中、続々と綺麗に正装した子どもたちとお父さん、お母さんが笑顔で集まってきました。今回入園したのは2歳から5歳までの37名。子どもたちは、担任の先生に名前を呼ばれると「はい!」と元気良く返事をして、先生の前にきちんと集まりました。お母さんやお父さんの元から離れるときは少し緊張気味でしたが、明日から始まる新しい園舎生活へのわくわくするような気持ちも伝わってきました。(「東日本大震災緊急募金第153報」抜粋紹介)

元気に入園する園児
▲元気に入園する園児

見守る保護者の皆さん (©日本ユニセフ協会)
▲見守る保護者の皆さん (©日本ユニセフ協会)

(出典:日本ユニセフ協会のHP「東日本大震災緊急募金 第153報」)

日本ユニセフ協会のHPはこちら

●日本ユニセフ協会「緊急・復興支援活動 1年レポート」を発行しました。

下記のリンクからダウンロードできます。

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日本ユニセフ協会「緊急・復興支援活動 1年レポート」

緊急・復興支援活動 1年レポート(収支報告)はこちら[5.96MB]

<問い合わせ先>

岩手県ユニセフ協会 事務局 電話:019-687-4460

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