岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

10/09/02 パキスタン洪水被害に日本が500万ドル緊急支援-第2報

ユニセフからのお知らせ(8月31日パキスタン現地発信より)
パキスタン洪水被害支援募金の取組み-第2報(2010年9月2日)
パキスタン洪水被害支援に日本が官民合わせ500万ドル緊急拠出しました

 今月5日時点において320万人とされていた推定被災者数は、その後の洪水被害の拡大により、現在1700~2000万人と推定されています。

 こうした状況を受けて、日本政府と日本ユニセフ協会は、国連児童基金(ユニセフ)に対し、それぞれ300万ドルと200万ドル相当の緊急拠出を決定しました。これにより、今回の洪水で被災したパキスタンの子どもや女性たちに対し、ユニセフを通じ日本として官民合わせて総額500万ドルの支援を行うことになります。

 ユニセフ現地事務所では現在、各州で活動するNGOなどと協力し、毎日200万人の被災者に安全な水の供給、大型テントを使った仮設病院(25箇所)の設置、63の緊急医療・保健支援チームの活動などを通じて、医薬品や出産に必要な資材の提供、感染症の予防、乳幼児の栄養不良を防ぐための高カロリービスケットなどの栄養強化食品の配布や母乳育児の推進などに加え、避難民キャンプへの仮設学校の設置(50箇所)、保護者と離れ離れになった子どもたちの発見と保護などの活動を展開しています。

食糧をもらおうとボールを差し出す女の子 UNICEF/NYHQ2010-1650/Marta Ramoneda
食糧をもらおうとボールを差し出す女の子
UNICEF/NYHQ2010-1650/Marta Ramoneda

パンジャブ州にあるバッセエラ村の様子 UNICEF/NYHQ2010-1673/Marta Ramoneda
パンジャブ州にあるバッセエラ村の様子
UNICEF/NYHQ2010-1673/Marta Ramoneda

 日本ユニセフ協会による拠出は、これまでに全国からお寄せいただいた募金や緊急拠出積立金(ユニセフ本部の要請に基づき、自然災害や紛争など緊急事態の発生時に柔軟に対応するために積み立てられている資金)より拠出されるものです。

 しかし、現地の被災の状況は深刻で、復興までにはまだまだ多くの資金を必要としますが、現地では資金不足から、これらの支援活動の継続が危ぶまれています。さらに、こうした支援が届いているのは、まだ被災者の一部でしかありません。皆さまの募金活動への取り組みをとご協力をよろしくお願いします。(財)日本ユニセフ協会では、緊急募金を受け付けております。みなさまのご協力をお願いいたします。

 ☆ユニセフ協会のHPの詳細情報はこちら

パキスタン緊急募金
郵便振替:00190-5-31000
口座名義:財団法人日本ユニセフ協会
*通信欄に「パキスタン「パキスタンK1‐030岩手県支部」」と明記願います。
*窓口からの振込みの場合、送金手数料免除
三井住友銀行:緊急募金受付口座を開設しています。
(手数料減免。詳しくはこちらから
*当協会への募金は寄付金控除の対象となります。
◎お断わり:

前回ご案内した「アフガニスタンの洪水被害」は、パキスタンほど被害が拡大しておらず、ユニセフではこれまでに寄せられた支援で対応できる見込みであることをお知らせします。当面はパキスタン緊急募金にお取り組みください。

<問い合わせ先>

日本ユニセフ協会 岩手県支部 電話:019-687-4460

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