岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

ユニセフ・パネル展を盛岡市と花巻市で開催しました(2009年8月17日)

アグネス・チャン日本ユニセフ大使の中国大地震四川省視察記録パネル展報告
~中国の被災現地は復興までまだまだ・・・子どもたちの笑顔が見られて安心~

 ユニセフ岩手県支部(本部:岩手郡滝沢村)では、「ユニセフ・パネル展」を花巻市の妙円寺で7月15日~20日、盛岡市アイーナで7月21日~25日に開催しました。会場には、20歳代~90歳代までの200人以上の方たちが入場し、アグネス・チャン大使の視察の記録写真に見入っていました。両会場とも女性が多く、親子連れや友だち同士の姿も見られました。会場を訪れた92歳の方は、「戦争で中国にわたり、現地でレンガづくりの家屋のもろさを知っているだけに嘆かわしい」と話していました。また、教育関係者の方は現地の学校の被災状況にしばらく見入っていました。

©日本ユニセフ協会
©日本ユニセフ協会

©日本ユニセフ協会
©日本ユニセフ協会

 2008年5月12日に発生の「中国四川省大地震」は、死者・行方不明者約8万8千人に上る大惨事となり、地震発生が午後2時過ぎ、学校は授業時間であったため、崩れた校舎の下敷きになり小学校・中学校で、1校あたり100人以上の先生と子どもたちの命が失われました。あの大地震から1年が経ちましたが、「アグネス・チャン大使の四川省視察記録」写真は、私たちに、中国の被災現地は、復興までまだまだ……だということを伝えていました。しかし、何枚もの写真に見られる「子どもたちの笑顔」は悲惨さの中に、未来への活力と安心感を与えてくれました。

 ☆日本ユニセフ協会HPのアグネス・チャン大使「中国四川省視察報告」はこちら

会場の様子  会場の様子
会場の様子

<来場者の感想-アンケートから抜粋>
  • テレビ等で大きな被害があったことは知っていたが、パネルを見て改めて復興までまだまだ支援が必要だろうと感じた。心に傷は残ってしまうだろうけれど、子どもたちの笑顔が見られて少し安心した。(20代女性)
  • 自分の身に置き換えてみるとなんとも言えない悲惨なことで悲しくなります。(50代女性)
  • 子どもが小さい頃は”ユニセフ”を耳にし、切手や募金をしましたが、最近はそういう機会もなくなってしまいました。忘れてはいけないことを思い出しました。(40代女性)
  • 深い痛みをあらためて感じます。早く被災地を復興させて元気な子どもたちに育ってほしいです。(30代 女性)
<問い合わせ先>

日本ユニセフ協会岩手県支部 電話:019-687-4460

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